SiMs建築設計 | 和歌山市 一級建築士事務所
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大きな決め事


2023.07.07

主に関西圏で、暮らしに関わるコトを大切に設計活動を行なっているSiMsでは、/デザイン×性能×コスト/をコンセプトに、
シンプルで温かな、住まいづくり、店舗づくり、リノベーションのお手伝いをしています。

現在進行中の「新社屋計画」の現場では、外壁の最終検討に入り材料の選定を行いました。
SiMsのスタイルは、設計の段階では材料名の選定を行い、
現場の進行に合わせて素材の使い方や色の確認を決定していきます。
今回、外壁のタイルの最終決定を行ったのですが、何分外観の中心となる意匠となり、
選定の加減でこの建築の印象を大きく変える所でありました。

現場では通常、サンプル材料を取り寄せ検討するのですが、建築のスケールが大きいため、それだけではイメージ出来ません。
改めて設計時に製作したイメージパースを基に、色の確認、タイルの貼り方を原寸大で検討を行なっていきます。
貼りパターン、目地幅を原寸図面で確認し、更に大型のサンプルを製作していただき検討していきました。

こちらがサンプル。貼り方の違いがあります。


今回の素材は焼き色邑も有るので、ある程度大きなパターンで見たときにどのような色合いになるかなど
クライアントとも立ち合いで協議して進めて行きましたのが、
大まかな方向性は出せたものの目地幅、目地色など何かしっくりきません。
そこで、最終の判断は委ねていただいて、私は再検討のため色や貼り方は異なるものですが、
同じ材料を使用している建物を見学に京都に向かいました。
そして見学して納得。
ようやく方針を出すことが出来ました。

最初に申し上げたように、外壁のタイルはデザインの核となる決定でありました。
また、公共性も持つ今回の建築は地域への影響も大きくありますので、
簡単に決めてはいけないと思っていました。
クライアントの意志、デザイン性、施工方法と抜かりなく確認しておくことが大切です。

現場は生き物のように、最終決定の連続で形が生まれていきます。
完成をイメージしながら、出来上がりがどのようにあるのかと不安も抱えて仕事をしていきます。

決定の連続は、潜水泳法のように苦しい。
ただ、苦しい決定を乗り越えて現場が完成した時は、ゴールで顔を水面から出した時のような達成感を味わうのです。

このブログまで来てくれて有難うございます。
この達成感を味わうと建築は辞められないよね。

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